偏食

本とか映画とか

Chicago

 

 

 

シカゴ [DVD]

シカゴ [DVD]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
  • 発売日: 2015/09/16
 
 
シカゴ?ああ、あのミュージカルの。と見る前に言われていたので、ジャケットと合わせて(ミュージカルの主役を競って二人の女が戦う話かな?)と思っていたら、初っ端ヒロイン2人が牢屋にぶち込まれてしまった。???あれ?ミュージカルは?と思いつつ、女達が踊り歌いながら刑務所に入った理由を言い始めてようやく、あっミュージカル映画か!と合点がいった。
 
もういきなり総評を言うと、ひたすらにセクシーだった。男子中学生よろしくガーターベルトに包まれたふとももに釘付けだった。真っ赤な口紅も長い睫毛も大きく開いた胸元もセクシーだったが、何より薄暗い照明の中揺らめく白い肌に釘付けだった。女の性的な何かで頭をぶん殴られた気分だった。
逆にストーリーは波もなく、恥も何もかも捨て奮闘する女たちが有罪になることもなかった。ひたすらに歌と踊りを楽しむ映画なのかもしれない。
 
この映画本当に曲が良く、流石に歌はプロの人で吹き替えたのかな、と思っていたら、なんとキャストがちゃんと歌って踊りもしてるらしい。確かにリチャード・ギアは舞台経験もあるし…と思ってたけど、ヒロイン2人の大健闘!レニーゼルウィガーはブリジットジョーンズの印象が強く、こ、こんなに痩せてた時代があったんか…と仰天しましたが、踊りの練習のせいもあったのかな…?キャサリン・ゼタ=ジョーンズはもう本当に美しく、女ながらつくづく見惚れてしまった。
 
最後2人で舞台に立つシーン、私は一瞬ロキシーの妄想かなと思いました。その方が面白いていうこともあるんですが、途中絞首刑で死んだ女性がちらっと観客の中に混ざっていたように思えたので…。ちゃんと確かめてないのでなんとも言えませんが、ラストに全員集合!みたいな演出をされると、全部夢だったんだ、というオチがどうしても頭にチラついてしまうのは、私がバッドエンド脳だからなんでしょうかね